邪悪の樹
Qliphoth
・カバラ
・生命の樹
・邪悪の樹
傲慢 (pride) Lucifer
憤怒 (wrath) Satan
嫉妬 (envy) Leviathan
怠情 (sloth) Belphegor
貪欲 (greed) Mammom
暴食 (gluttony) Beelzebub
色欲 (lust) Asmodeus
四大悪魔
六大悪魔
Six Major Devils
ソロモン72柱の悪魔
Spirits Of Solomon
01:Bael
02:Agares (Aguares)
03:Vassago
04:Samigina (Gamigin)
05:Marbas
06:Valefor
07:Amon
08:Barbatos
09:Paimon
10:Buer
11:Gusion
12:Sitri
13:Beleth (Bilet/Byleth)
14:Leraie (Leraje)
15:Eligos (Abigor)
16:Zepar
17:Botis
18:Bathin (Marthim)
19:Sallos (Saleos)
20:Purson (Curson)
21:Marax (Foraii)
22:Ipos(Aypeos)
23:Aim (Harborym)
24:Naberius (Nebiros)
25:Glasya-Labolas
26:Bune (Bim)
27:Ronove
28:Berith (Bofty)
29:Astaroth
30:Forneus
31:Foras (Focas)
32:Asmoday (Sydonay)
33:Gaap
34:Furfur
35:Marchosias
36:Stolas
37:Phenex
38:Halphas
39:Malphas
40:Raum
41:Focalor
42:Vepar (Separ)
43:Sabnock
44:Shax (Chax)
45:Vine
46:Bifrons
47:Uval
48:Haagenti
49:Crocell
50:Furcas
51:Balam
52:Alloces
53:Camio (Caim)
54:Murmur
55:Orobas
56:Gremory
57:Ose
58:Amy
59:Orias
60:Vapula
61:Zagan
62:Valac
63:Andras
64:Havres (Frauros)
65:Andrealphus
66:Cimeies
67:Amdusias
68:Belial
69:Decarabia (Abraxas)
70:Seere
71:Dantalion
72:Andromalius
Other
Lucifer ~ 傲慢 ~
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「Lucifer」とはラテン語で「lux (光)」+「fer (帯びている、生ずる)」という
2文が連なり「光を帯びたもの」、「光をもたらすもの」を意味する名となっている。
ヘブライ語では「明けの明星」を意味し、「光を掲げる者」、「朝の子」などを意味する。
呼び方はラテン語の"ルシフェル"、英語の"ルシファー"がよく知られているが
わかり易く区別する為なのか堕天前はルシフェル、堕天後はルシファーと用いられる。
または、堕天した後にルシファーという名前に変わったという説もある。
あまり知られていないが「ルキフェル」とも呼ばれる。
「明けの明星」とは金星のことで、この星が夜が明けてからも最後まで
その輝きを残すことからそれに相応しく堕天する以前は天使階級第一位の熾天使、
そして大天使長という地位におり、かつ神から最も愛され、唯一神の玉座の右側に侍ることが許されていた。
その容姿は、背に6枚対の12の羽根を持ち、天使の中でも最高の気品と美しさを備えていたという。
また、ミカエルとは双子の兄弟であったという説もあり、ルシフェルの方が兄にあたるという説もある。
これほどの境遇にいたルシファーが神に反抗した理由は驕り、もしくは嫉妬によるものとされている。
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◆ 驕り
ルシフェルは神の右の席に位置する天使長だったが、
それに自惚れ心に魔が差し、自分が神を追い越せるのではと考え
味方になる天使の三分の一を率いてを反乱を起すが、ミカエル率いる軍団に敗れ、
地獄に堕とされ地の底深く永遠に溶けぬ氷の監獄に幽閉された。
後に地獄を統べる王となる。
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◆ 嫉妬
天を統べる神は人間を創り、この上ない寵愛を注ぎ、
なおかつ天使達以上の優遇を人間に与えようとした。
このことが彼の不満となり、同様にその事への不満を抱いていた天使たちや
彼を慕っていた天使たちを集めて反乱を起こす。(結果は同じ)
結局神へのクーデターは失敗に終わり、
反逆した天使たちは神が彼らを罰するために創った地獄へと堕とされる。
堕天使達からはかつての霊質は失われ、物質化した肉体を持ち、
彼もまたルシフェルとしての称号を失い、
地位を保ったまま堕天使たちを率いる地獄の君主ルシファーとなる。
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因みにこの頃からサタン(ヘブライ語で"敵対者"、"反対する者"といった意味)
と呼ばれ、ルシファーと同一視されるようになる。
しかしこれは『イザヤ書』の「明日の子、ルシファーよ、いかにして天より墜ちしや」の
ルシファー(金星)を亡くなったばかりのバビロン王になぞらえた一節が
誤読されたのが原因である。更にミルトンが『失楽園』において
ルシファーを主役に置いた事によってこの解釈が確固としたものになった。
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「サタン」は堕天使たちの首領格を指す一般名詞として使われる。
失墜するルシファーのイメージは、カナン神話の"明けの明星"シャヘルと
"宵の明星"シャレムの双子神の伝承から来るとも言われ、
またルシファーの起源はその明けの明星神シャヘルであるともされる。
そして後にルシファーは蛇に化け、イヴ(またはエバ)に善悪の知識の木という
禁断の木の実を食べるように誘惑して食べさせてしまう。
イヴはアダムにもそれを勧め、それを知った神が
アダムとイヴを楽園から追放させたといわれる。(ヨハネの黙示録)
また『エノク書』では、誘惑した蛇はエデンの園に葡萄の木を植えて
アダムに葡萄酒をつくらせ、禁断の味を覚えさせた張本人サマエルだともいう。
なお、ルシファーの魔法陣はサタンでも有用である。が、どの魔法陣で応じるかは不明。
そもそも必要ない、もしくは呼べない、呼ぶモノではない、はたまた心意気なのかもしれない。